これじゃない ちちぱん

bonnecura

2012年10月17日 13:57



夕方、現場から事務所に戻ると、机の上にちちぱんの試作品らしきものと、ムッシュ木谷氏のこんな書置きが。

最後の  ごめんなさい。  

という言葉の右下がりな一文から、せつなくてやりきれない気持ちが伝わってくる。
ごめんよムッシュ。でも、もう少し、ちちぱんづくりに付き合ってね。

さて、試作品の出来はというと、
パンの表面に浮き出るはずの「JIYO CHICHI PAN」の文字は判読不可能なうえに、
バネが仕込まれた型で抜くと、生地を強くつぶしてしまい固いパンになってしまうようだ。
いや、もはやパンというより鳩サブレに近い。

きっと、これじゃない。

型が見つかり、ちちぱん復刻プロジェクトも一気に終盤を迎えると思いきや、
ここで、大きな壁にぶちあたってしまった。

プロジェクトとしては、こうした壁を乗り越えた先の成功の方が、
ストーリーとしては感動的だから、まぁいいか。(ひとごと)

そして、つい先ほど、ムッシュが新たな試作品を携えてきた。

むむむ。
文字を浮き立たせることに執着するあまり、型はどーでもよいことになっていないか。。。

ということで、急きょ、駒屋本店の松木おじいちゃん本人に
ラバーソウルでちちぱん製造のノウハウをご指導していただくことになりました!
うん!最初からそうすればよかった!
楽しみ!

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