アートトーク2010報告

6月16日(水)
アートトーク2010が開催されました。

最初のゲストは
大門町そば店 かどの大丸の旦那様 藤井 壽人 さん
「善光寺門前の今昔ばなし〜かつての旦那衆の文化など〜
というテーマでお話してくださいました。

基本的な善光寺門前の歴史からはじまり、旦那の心意気まで、
内容のつまったお話でした。
資料などももってきていただき、しばらく貸してくだいさいました
ギャルリ夏至にありますので見に行ってください。
(夏至までギャルリ夏至に置いていくよって、粋ですね)

特に気になったお話をいくつか。

・門前経済のはじまり
 門前市は室町時代にその記録があります。
 稲作に余裕がでると、麻、木綿を作ることで、富を生むようになります。
 長野では西山で魚をとる網をつくる麻が栽培され、
 その後木綿が多く栽培されるようになりました。
 江戸時代中期以降
 西町では衣料(麻、木綿)
 東町ではお砂糖や魚などの問屋が発達しました。

・大門町のまちづくりのお話
 石畳の工事中は、本当にお店に人が入らなくなり、売り上げが落ちるそうです。
 そのような時に、工事のお金を出せといっても、正直出せないものなんです。
 だから、それまで月5千円つみたてていたのがやくにたちました。
 
・旦那の心意気とは?
 例えば、昔は旦那は旦那料をはらうものと言われていたそうです。
 いわゆるチップみたいなものを払うのが当然だったようです。
 藤井さんはどうなんですか?と私たちは藤井さんの旦那の心意気を聞き出そうと
 直接問いかけたのですが、
 藤井さんは今でも、それを実践されている様子でしたが、
 おつりは受け取らない。という言い方をされていました。
 なんとも答え方がさりげないですね。
 
そんな話を受けて、
「旦那衆にもっと話を聞きたい」
「旦那衆講座ひらいて欲しい」
などという話も一部で聞かれました。
「僕ら30年後にあんなに語れる人になっているかな〜」
と脱帽している方もいました。

藤井さんのお話をお聞きするのは初めてでしたが、
語り継ぎたい長野のお話、門前のお話し満載でした。
耳にタコができるぐらい何回もお聞きしたい。
またお願いしたいです。
どうもありがとうございました。

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2010年06月18日 Posted bybonnecura at 16:57 │Comments(0)ギャラリー

 
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