有限責任事業組合ボンクラから、みなさまへ





「ボンクラ」は、2 0 1 8 年の1 2月をもって解散することとなりました。

活動をはじめたのは2 0 0 9 年のこと。
建物を掃除して、直す毎日。誰がどこの空間を使おうか、こんなプロジェクトやれたら楽しいね、こんなテナント入ってくれたらうれしいね。そんな話をしながらオープンを迎えたのが9 年前の1 1月1 9日のことでした。

この間、たくさんの店子のみなさんに建物を活用していただきました。多くのお客様が足を運んでくださり、通りすがりの方も寄ってくださいました。門前市からはじまり、ボンクラゼミナールや五軒バーなどのイベントを開催。武井神社の絵馬や、旧市民会館の記録本、ちちパン、もんぜん年表など、ここから生まれたプロジェクトも多々。ここでの活動を、書籍や研究の一端にまとめていただいこともありました。
この9 年、たくさんの皆さんに支えていただいて、見守っていただいて、今があります。本当にありがとうございます。

時間の流れとともに環境が変わり、はじめた頃と同じように運営していくことは難しいという結論に至り、このたび解散という形をとることを決めました。
本来はお世話になったみなさまおひとり、おひとりにお会いしてご挨拶すべきところですが、まずはこうした形での発表をおゆるしください。

2 0 1 9 年1月からのK A N E M A T S Uは、引き続き当初メンバーの羽鳥栄子が運営することとなりました。1 階には新しいテナントとして自家焙煎コーヒーのカフェ「C . H . P C O F F E E 」もオープン予定です。

ボンクラは解散となりますが、K A N E M A T S Uはこれからも続きます。紙問屋、ビニール工場として生きてきた金松がK A N E M A T S Uとなり、さらにここから新しいK A N E M A T S Uとして進んでまいります。これからのK A N E M A T S Uも、どうぞご愛顧くださいますよう、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

有限責任事業組合ボンクラ 一同
宮本圭、太田伸幸、羽鳥栄子、広瀬毅、古後理栄、山岸映司、山口美緒




  

2018年11月16日 Posted by bonnecura at 12:01bonnecuraって?

どのように無くすか



ボンクラでは、要らなくなった建具や家具を譲り受け
修理して有効に使っていけたらと考えています。

その時、出来る限りどこでどんな人が使っていたものかを記録して
いこうと思っています。

ものの思い出や記憶も一緒に引き受けること。
そしてものを使い続けるということは
ものの歴史に自分も名を連ねること。

とても大事なことだと思います。

昨日は、篠ノ井の解体される古民家から不用品を譲り受けてきました。
最後に解体される家をバックに家族全員で記念撮影。

みなさんよい笑顔です。
家族に愛された家だったのでしょう。

時代の流れで古い建物が無くなっていくのは仕方ありません。
でも、『どのように無くすか』はもっと考える必要があるのかもしれません。

家族の笑顔を見てそんな事を思いました。

消えゆく建物の思い出や記憶を少しでも家族に残せたのなら、
bonnecuraの活動はぜったい意味のあるものになると信じています。

  


2009年11月04日 Posted by bonnecura at 08:59Comments(0)bonnecuraって?

準備が整いました。



明日、いよいよ有限責任事業組合ボンクラ(LLP bonnecura)の設立です。

代表:宮本 圭/一級建築士(シーンデザイン一級建築士事務所)
羽鳥栄子/一級建築士(アトリエハトリ)
広瀬 毅/一級建築士(広瀬毅建築設計室)
山岸映司/一級建築士(広瀬毅建築設計室)
古後理栄/一級建築士(広瀬毅建築設計室)
太田伸幸/デザイナー(マンズデザイン)
山口美緒/フリー 編集・ライター(元KURA編集長)

5社7名による組織。
この組織は平成50年まで解散予定はありません。

これから我々の事務所となる【KANEMATSU】は5年間のプロジェクトです。


このメンバーだけで何かをしようとは思っておりません。
もっと自由に柔軟に自分達が楽しい事、みんなが楽しい事をみんなで作っていききます。


皆様、温か目で見守って下さるのも嬉しいですが、どんどんみんなで楽しい事、大切な事
忘れちゃいけない事などぶつけ合いましょう。


ハイ!

ボンクラ走り出します!  


2009年10月29日 Posted by bonnecura at 20:23Comments(0)bonnecuraって?

KANEMATSUだからできること。




我々が今、楽しんでやっているこのプロジェクト。
【KANEMATSU】


蔵が3棟あってそれを平屋でつないでいる楽しい建物【KANEMATSU】
しかも道から道までその建物群がつづいている。

奥に長い建物【KANEMATSU】


まるで迷路よう。


なんかわくわくしちゃう。

ただの蔵再生プロジェクトではない
【KANEMATSU】でしかできない事が沢山ある。

例えば、建物なんだけれどそこを屋根の道として使ってもらう。
道中に働いてる人がいたり、アートしてる人がいたり、
カフェでお茶したり本読んだりしている人がいたりとか。

そんな日常をアートにしてしまおう。


難しく考えないで楽しもう。




  

2009年10月20日 Posted by bonnecura at 23:54Comments(0)bonnecuraって?

自由であること。



こんな質問をされました。

A:なぜ、ここで活動しようと思ったのですが?

B:自由にできるから。


我々がここ【KANEMATSU】に惚れてしまった理由のひとつ。
それは自由。

そもそも僕らは建物の保存が目的で活動しているのはなく「使う」ということが
目的であるからです。
本来、蔵など古い立派な建築物は復元が主な目的で、
それ以後その建物は使う物から観る物に変化してします。

とてもすばらしい事ですが、使い続けることも建物や街にも良いではないのかと思います。
そこでここ【KANEMATSU】では明治から大正そして昭和の建物がミックスされていて
こうしなくていけないという制約や着地がありません。

自由なのです。

建築家の多いメンバーですが、基本的にあまりいじりたくないという考えです。
ハードではなくソフトでこの建物に新しい価値を作って行こうというと思ってます。

オーナー様のご理解もありまして、僕らの自由な考えや思いを受け止めてくれる
建物が【KANEMATSU】だったのです。
だからこそ最高敬意もって向き合いたい。

惚れちゃいました。  


2009年10月14日 Posted by bonnecura at 00:52Comments(2)bonnecuraって?

活動内容。

bonnecura(ボンクラ)は7名で2009年7月8日から活動しています。

正式名称
bonnecura LLP (ボンクラ有限責任事業組合)

メンバー5社7人がオフィスとして利用するほか、以下、さまざまな活動を行っていく予定です。

・カフェ、レンタルギャラリー、レンタルオフィスの運営
・講演会、ワークショップ、カルチャースクール、勉強会などの主催
・bonnecuraのオリジナル商品の企画・販売
・まちにまつわる印刷物の発行,
・WEBでの発信……ほかなんでも楽しそうな事します。

※レンタルギャラリーの時間制・日数制で貸出をしています。
 レンタルオフィスは、要望に応じてさまざまなスタイルで貸出をしています。
 詳細はお問い合わせくだださい。

・今の事務所の家賃が・・・とか、
・ちょっとだけ仕事スペース欲しいとか
・もっとクリエイター同士の交流や刺激が欲しい。

などなどそんな方に使っていただけたらと思ってます。

※現在細かい料金設定・広さ・設備等は決まっておりません。
 決まり次第ご報告させていただきます。
  


2009年10月12日 Posted by bonnecura at 23:00Comments(0)bonnecuraって?

メンバー紹介。

bonnecura(ボンクラ)は7名で2009年7月8日から活動しています。
他業種の異色ユニットです。

代表:宮本 圭/一級建築士(シーンデザイン一級建築士事務所
羽鳥栄子/一級建築士(アトリエハトリ)
広瀬 毅/一級建築士(広瀬毅建築設計室
山岸映司/一級建築士(広瀬毅建築設計室)
古後理栄/一級建築士(広瀬毅建築設計室)
太田伸幸/デザイナー(マンズデザイン
山口美緒/フリー 編集・ライター(元KURA編集長)  


2009年10月12日 Posted by bonnecura at 22:53Comments(0)bonnecuraって?

ボンクラの名前の由来。


bonnecura【ボンクラ】

bonne…良い
cura…きれいにする(あるいはcura=蔵)
盆蔵…お盆の暑い頃に蔵の土を塗ると乾きが均等になりません。そのため、お盆に建てた蔵を指して「盆蔵」といいます。

フランス語とポルトガル語の造語です。
ボンクラ的直訳は、【ちょっと変わったヤツが街をきれいにする】といった所でしょうか。


蔵だけには限りませんが、町にある使われていない建物のよいところを見つけ、生かしてきれいにする。
そんな活動を、年中問わずやっていきたいという思いを込めています。


普段見過ごしてしまうようなモノやコトそして、そして古い建物。
本来であればお金と手間のかかるような事はしませんよね。
しかし、古くていい物はなんとか残したい。
そんな思いだけで7人のちょっと変わったメンバーが集まりました。

ちょっと【ボンクラ】なメンバーの活動をお楽しみ下さい。


名前はボンクラですがやっている事はいたって真面目です。
  


2009年10月12日 Posted by bonnecura at 22:44Comments(0)bonnecuraって?

古い建物をまちの良質なストックにしたい。

1910年にこの地(長野市東町)に卸問屋街のひとつの建物として建てられた広大なの床面積を持つ【KANEMATSU】は、旧金松商事が1971年から2008年の末まで工場・倉庫として使われてきましたが、
旧金松商事、現シナノカネマツとの統合によりその役目を終えることになりました。

しかし、その大きさ故に、全面的な改修をするには多大な費用がかかり、また、借りる側も初期設備投資の大きさから、建物の魅力は感じつつも手が出せない状況にありました。

このままでは何も生まれず、オーナーの負担のみがかかることになり、かつ、使われなくなった建物はすぐに傷んでいってしまいます。
私たちは、こうした不動産を活用しやすい状態にすることで、将来的にはまちの良質なストックとして多くの人に知っていただき、まちづくりにつなげていきたいと考え、この建物を借りることになりました。

このプロジェクトに取り組むメンバーは、建築家、デザイナー、ライターというクリエイティブな分野で活動しています。それぞれの技術を生かし、建物をオフィスとしてシェア利用しながら、自ら建物に手を入れ、自らブランディング、プロモーション活動を行っていくことになりました。
bonnecuraが主催してさまざまなイベントを行っていくほか、市街地で短期で場所を借りたい、または、古い建物が持つ雰囲気を大事にしたイベントスペースとして利用したいという団体・個人に、時間、空間を提供していきます。

一般的にビジネス事業は儲けがどの程度あったかでその実績を図るのに対し、社会的企業は、社会にどれだけ強い効果を与えたかを成功したかどうかの尺度にしています。
私たちは、社会の課題を事業により解決するために、社会問題を認識し、ベンチャー企業を創出、組織化、運営していきます。  


2009年10月12日 Posted by bonnecura at 22:30Comments(0)bonnecuraって?

コンセプト01。



時間を重ねたまま置き去りにされている
善光寺門前の愛おしい建物たちを
地域とつながり、人とつながれる場所にしたい。

そのために、お金ではなく時間と根気をかけて建物を磨いて、
そこで日々を営むことにした。
働いたり、暮らしたりしながら、
人とまちをつなげながら、日々を営む。

そうして建物が持つ物語に、新しい物語を重ねていく。

それが、bonnecuraが考えるまちづくりのカタチです。  


2009年10月12日 Posted by bonnecura at 22:14Comments(0)bonnecuraって?