もんぜん年表作成プロジェクト

今から4年前。
ひっそり、もんぜん年表作成プロジェクトが立ちあがっていたことを知る人は少ないと思いますが、
当時から作成グループに名を連ねていた 穂苅耕介さん(豊橋技術科学大学 特任助教)がコツコツと、
しかもほぼネットにあがっている情報を頼りに、もんぜんの年表をつくってくれていたのでした!
しかも、誰がいつ誰と出会って何ができたとか、ひとつのプロジェクトが何の出来事につながったのかとか、すごく面白い年表なのです。
4年前は、長い模造紙に年号をふって門前の出来事を書いていくというアナログな方法をとったのですが、
これが見事に失敗。ボンクラ未完のプロジェクトでした。
年表には、今のところボンクラとその周辺の出来事が主に書かれています。
例えば、ボンクラとこれまでのプロジェクト、マイルーム、CAMP不動産、ナノグラフィカなどなど。
これから、年表をオープンソース化して、どんどん横に門前のお店やグループ、個人の軸を足していけば、
このまちのものすごいアーカイブができそう。(そんなITスキルは、持ち合わせていないけど、だれかアドバイスしてくれる人いないかな)
ひとつのまちの時間や人のつながり、出来事との関係という、見えないものを可視化してみたい。
感謝祭では、穂苅さんがつくった年表を見ながら、みんなでフリートークできればと思います。
ムッシュの苦悩と平成のちちぱん
最近、まちなかを歩くとちちぱんの話題で話しかけられる事があったり、
しまいには、まさかのTV取材を受けるという事態に発展してしまった「プロジェクトちちぱん」。
予想外の周囲の反応に戸惑いながら、どんなお落としどころが妥当なのか悩む毎日。
ちちぱん復刻プロジェクトは、その形、食感、味、臭い全てにおいて、
炭酸水素アンモニウムという食品添加物の使用によって、一気に終わりが見えてきました。
当時の味を知る方々から、「アンモニアの臭いがした」という証言が多数あったことからも、
この添加物が当時のちちぱんを特徴づける大きな要因であったことは間違いなさそうです。
長かったムッシュの苦悩は、いかに添加物を加えないで当時の味に近づけるかというものでしたが、
みんなの記憶の中の「なつかしさ」に応えるためには、この炭酸水素アンモニウムは必要不可欠だったのです。
ということで、ようやく当時の味をほぼ再現できたちちぱん。
11月19日(月)のボンクラ感謝祭では、数に限りはありますが、
この復刻版ちちぱんを、お越しくださった方々に実食していただこうと思っています。
当時の味を知る方も、知らない方も、かつて東町で愛されていた ちちぱん とは
どんなものだったのか想いを馳せて頂けたらと思います。
そして、突然ではありますが、炭酸水素アンモニウムを添加しないで、
ムッシュが現代風にアレンジした「平成のちちぱん」も同時に提供いたします!
「昭和のちちぱん」と「平成のちちぱん」。
それぞれの時代の雰囲気を「ちちぱん」から感じ取っていただければ面白いかなと思います。
お楽しみに!

▲ムッシュの最新作「平成のちちぱん」
しまいには、まさかのTV取材を受けるという事態に発展してしまった「プロジェクトちちぱん」。
予想外の周囲の反応に戸惑いながら、どんなお落としどころが妥当なのか悩む毎日。
ちちぱん復刻プロジェクトは、その形、食感、味、臭い全てにおいて、
炭酸水素アンモニウムという食品添加物の使用によって、一気に終わりが見えてきました。
当時の味を知る方々から、「アンモニアの臭いがした」という証言が多数あったことからも、
この添加物が当時のちちぱんを特徴づける大きな要因であったことは間違いなさそうです。
長かったムッシュの苦悩は、いかに添加物を加えないで当時の味に近づけるかというものでしたが、
みんなの記憶の中の「なつかしさ」に応えるためには、この炭酸水素アンモニウムは必要不可欠だったのです。
ということで、ようやく当時の味をほぼ再現できたちちぱん。
11月19日(月)のボンクラ感謝祭では、数に限りはありますが、
この復刻版ちちぱんを、お越しくださった方々に実食していただこうと思っています。
当時の味を知る方も、知らない方も、かつて東町で愛されていた ちちぱん とは
どんなものだったのか想いを馳せて頂けたらと思います。
そして、突然ではありますが、炭酸水素アンモニウムを添加しないで、
ムッシュが現代風にアレンジした「平成のちちぱん」も同時に提供いたします!
「昭和のちちぱん」と「平成のちちぱん」。
それぞれの時代の雰囲気を「ちちぱん」から感じ取っていただければ面白いかなと思います。
お楽しみに!
▲ムッシュの最新作「平成のちちぱん」
2012年11月17日 Posted by bonnecura at 15:29 │Comments(0) │おもしろネタ
約二十年ぶりのTV取材
アナウンサーの肩パットが、なつかし過ぎます。
今では考えられない装いも、90年代では流行のファッションでした。
これも、ひとつの「なつかしさ」ですよね。。。
TV画面に映っているのは、約二十年前、武井神社の前でTV取材を受ける駒屋本店の松木さん。
先日、松木さんのお宅で、当時の録画ビデオを見させていただいた時に撮った写真です。
和菓子づくりで大臣賞をいただいた時や、十数年間、東町の区長を務めた時など、
松木さんは、これまでにも何度かTV取材をご経験されていたようです。
時は流れて。。。
本日は、なんと「プロジェクトちちぱん」が、松木さんと一緒にTV取材を受けました。
軽い気持ちで始めたプチプロジェクトでしたが、だんだん大袈裟な事態になってきました。。。
取材は、ムッシュのつくった試作品のちちぱんを、松木さんに食べていただき、
いろいろ感想をお聞きするというもの。
慣れない状況に言葉少なめなムッシュでしたが、
経験豊富な松木さんは、当時を思い出しながら、いろいろとお話ししてくださいました。
実は、撮影がどんな内容になったのかは、宮本はその場を離れていたのでわかりません。
でも、途中ちょっと様子を覗いた時のムッシュの眼差しは、明らかに、こちらに助けを求めていました。
シャイで口下手なムッシュには辛い試練だったのかもしれません。
がんばれ!ムッシュ!(ひとごと)
そんな、ムッシュを見守る松木さんとabnの楠原アナウンサー。
最後に、ムッシュと宮本が呼ばれて、プロジェクトの経緯などを話して取材終了。
どんな、放送になるのか楽しみ半分、心配半分。
ムッシュ本当にごくろうさまでした!
おまけ。
19日の感謝祭には、なんと、ラバソのアイドルみさとちゃんが臨時スタッフとして帰ってきます!
よろしくね!
2012年11月13日 Posted by bonnecura at 20:55 │Comments(0) │おもしろネタ
食品添加物のちから2
つづき
膨張材である炭酸水素アンモニウムを入れた試作品を食べながら黙ってうなづくムッシュと宮本。
二人とも当時のちちぱんを食べたことはないですが、妙に納得してしまいました。
諸手を上げて 「なつかしい味」 だとか、 「素朴なおいしさ」 だとかいう言葉では表現できない、
でも、なんとなく、これかもしれないと思える味と食感がそこにはありました。
うまく言えませんが、「昭和」 という時代を感じる味と言ったらよいのでしょうか。
みんなが、ちちぱんを食べていた時代背景を考えれば当然なのかもしれません。
物資がなかった時代につくられ始め、高度成長期時代には大量につくることが必要とされた「ちちぱん」。
それぞれの時代の求めに応じながら、
”よりたくさん”の人に喜んでもらえるものをつくろうとする気持ちが感じられます。
味も食感も形も、炭酸水素アンモニウムが添加されなければ、ちちぱんはつくれませんでした。
これもひとつの「なつかしさ」であることは間違いないのかもしれません。
誰もその「なつかしさ」を ”なかった事” にしてはいけないと思うのです。
宮 本 :「もう少し、炭酸水素アンモニウムの量を調整してみて試作してみようよ。」
ムッシュ:「ここまできたら、試してみたくなりました。。。」
ありがとう、ムッシュ。
↓おまけ。 とうとう、信念を曲げて、食品添加物を使用したムッシュを責める人たち。
膨張材である炭酸水素アンモニウムを入れた試作品を食べながら黙ってうなづくムッシュと宮本。
二人とも当時のちちぱんを食べたことはないですが、妙に納得してしまいました。
諸手を上げて 「なつかしい味」 だとか、 「素朴なおいしさ」 だとかいう言葉では表現できない、
でも、なんとなく、これかもしれないと思える味と食感がそこにはありました。
うまく言えませんが、「昭和」 という時代を感じる味と言ったらよいのでしょうか。
みんなが、ちちぱんを食べていた時代背景を考えれば当然なのかもしれません。
物資がなかった時代につくられ始め、高度成長期時代には大量につくることが必要とされた「ちちぱん」。
それぞれの時代の求めに応じながら、
”よりたくさん”の人に喜んでもらえるものをつくろうとする気持ちが感じられます。
味も食感も形も、炭酸水素アンモニウムが添加されなければ、ちちぱんはつくれませんでした。
これもひとつの「なつかしさ」であることは間違いないのかもしれません。
誰もその「なつかしさ」を ”なかった事” にしてはいけないと思うのです。
宮 本 :「もう少し、炭酸水素アンモニウムの量を調整してみて試作してみようよ。」
ムッシュ:「ここまできたら、試してみたくなりました。。。」
ありがとう、ムッシュ。
↓おまけ。 とうとう、信念を曲げて、食品添加物を使用したムッシュを責める人たち。
2012年11月05日 Posted by bonnecura at 18:25 │Comments(0) │おもしろネタ
食品添加物のちから
買ってきました。炭酸水素アンモニウム。

あいちゃんは楽しそうな表情ですが、強烈なアンモニア臭です。
「炭酸水素アンモニウム」は小麦粉製品等に添加して膨張材として用いられる食品添加物。
現在でも多くの菓子パンなどに膨らし粉として使用されています。
実は、松木さんのレシピの中の「アンモニア」というのが、
「炭酸水素アンモニウム」を指しているらしいことは、2度目のヒアリングでわかったことでした。
早速、ほんのちょっと生地に練りこんでみるとあら不思議。
これまで、水分が多くてまとまらなかった生地が程よい固さに変化しました。
薄く伸ばした生地でも、金型で型を抜くときれいに抜けます。

オーブンに入れて焼きはじめると、みるみるうち、面白いほどに膨らんでいきます。
もうこれは調理ではなく化学の実験だと思えてきちゃって、みんなちょっとだけドキドキです。(笑)
で、できたのがこれ。

表面がボコボコですが、形はそれっぽくなりました。
お味は。。。
。。。の前に、かなりのアンモニア臭です。
臭いが鼻について、なんとなく食べてはいけないもののように思えてきました。
食べれないよとも言えず、何とかがんばって一切れ食べてみると。。。
。。。納得しました。
たぶん、これです。今回は炭酸水素アンモニウムの量が多かったかもしれませんが、、
かなり、当時のちちぱん近づいたのではないかと思えます。
当時のちちぱんを食べたことがないにもかかわらず。。。
つづく
あいちゃんは楽しそうな表情ですが、強烈なアンモニア臭です。
「炭酸水素アンモニウム」は小麦粉製品等に添加して膨張材として用いられる食品添加物。
現在でも多くの菓子パンなどに膨らし粉として使用されています。
実は、松木さんのレシピの中の「アンモニア」というのが、
「炭酸水素アンモニウム」を指しているらしいことは、2度目のヒアリングでわかったことでした。
早速、ほんのちょっと生地に練りこんでみるとあら不思議。
これまで、水分が多くてまとまらなかった生地が程よい固さに変化しました。
薄く伸ばした生地でも、金型で型を抜くときれいに抜けます。
オーブンに入れて焼きはじめると、みるみるうち、面白いほどに膨らんでいきます。
もうこれは調理ではなく化学の実験だと思えてきちゃって、みんなちょっとだけドキドキです。(笑)
で、できたのがこれ。
表面がボコボコですが、形はそれっぽくなりました。
お味は。。。
。。。の前に、かなりのアンモニア臭です。
臭いが鼻について、なんとなく食べてはいけないもののように思えてきました。
食べれないよとも言えず、何とかがんばって一切れ食べてみると。。。
。。。納得しました。
たぶん、これです。今回は炭酸水素アンモニウムの量が多かったかもしれませんが、、
かなり、当時のちちぱん近づいたのではないかと思えます。
当時のちちぱんを食べたことがないにもかかわらず。。。
つづく
2012年11月04日 Posted by bonnecura at 17:18 │Comments(0) │おもしろネタ
ちちぱんとパンのつづき2
つづき
無言で、新しい試作品をつくり始めるムッシュ。
松木おとうさんを20分程お待たせして、できたのがこれ。

当然、炭酸水素アンモニウムは加えていないから膨らんでいませんが、かたちは、ちちぱんになりました。
松木さんもこの表情。

ボンクラの羽鳥さんも加わって、早速試食。

ポリポリ。。固い。。。
一同、しばらく無言のまま、何か言わなければと言葉を探すものの気の利いた言葉がみつからない。
どう考えても、これではない。
松 木:「この前のやつが、一番近かったかな。」
羽 鳥:「そうそう、昨日食べたのがよかった。」
これまで、幾つもの試作をつくり続けているので、
はたして、どの試作ちちぱんの事を指して、よいと言っているのか定かではない。
このままでは、さらなる混乱に陥ってしまいそうです。
やはり、嫌がることを承知で言わねばならない時もあります。
宮 本 :「やっぱり一度、炭酸水素アンモニウムを入れてつくってみようよ。」
ムッシュ:「・・・・・」
ということで、次回はラバソ禁断のふくらし粉を使ったちちぱんづくりに挑戦です。

最後に松木さんから、にこやかに、
「もうちょっとだね。うれしいよ」
というお言葉をいただき、ちょっと救われました。
無言で、新しい試作品をつくり始めるムッシュ。
松木おとうさんを20分程お待たせして、できたのがこれ。
当然、炭酸水素アンモニウムは加えていないから膨らんでいませんが、かたちは、ちちぱんになりました。
松木さんもこの表情。
ボンクラの羽鳥さんも加わって、早速試食。
ポリポリ。。固い。。。
一同、しばらく無言のまま、何か言わなければと言葉を探すものの気の利いた言葉がみつからない。
どう考えても、これではない。
松 木:「この前のやつが、一番近かったかな。」
羽 鳥:「そうそう、昨日食べたのがよかった。」
これまで、幾つもの試作をつくり続けているので、
はたして、どの試作ちちぱんの事を指して、よいと言っているのか定かではない。
このままでは、さらなる混乱に陥ってしまいそうです。
やはり、嫌がることを承知で言わねばならない時もあります。
宮 本 :「やっぱり一度、炭酸水素アンモニウムを入れてつくってみようよ。」
ムッシュ:「・・・・・」
ということで、次回はラバソ禁断のふくらし粉を使ったちちぱんづくりに挑戦です。
最後に松木さんから、にこやかに、
「もうちょっとだね。うれしいよ」
というお言葉をいただき、ちょっと救われました。
2012年11月01日 Posted by bonnecura at 19:10 │Comments(0) │おもしろネタ
ちちぱんとパンのつづき
つづき
丁寧な仕事ぶりで、ゆったりした時間が過ごせる癒し系カフェを自負しているムッシュにとって、
いわゆる、ふくらし粉を混ぜて効率よくつくるパンは許せないというのも十分理解できる。
しかし、これは「ちちぱん復刻プロジェクト」なのだ。
現代風にアレンジするとしても、先ずは当時の味がどんなものだったのか確認する作業は必要なはずだ。
たとえこの場が険悪な雰囲気に包まれようとも、あえて空気を読まずに言ってみた。
宮 本 :「それに(型があるのだから)、かたちは重要だよね。」
ムッシュ:「・・・・・。この前、松木さんがもっとパンぽかったって言っていたから、やってみたんじゃないですか。」
むむむ。完全にふてくされてる。
とそこへ、タイミングよく松木おとうさん(息子さん)がラバソを訪ねてきました。
駒屋本店の包装紙が見つかったからと、わざわざ届けに来てくださったのだ。

これ幸いと、ひとしきり包装紙の話題で盛り上がり場が和んだところで、
松木さんにも、試作ちちぱんのご意見をいただいてみた。
松 木:「やっぱ、かたちは重要だよね。」
あ。。。。
つづく。
丁寧な仕事ぶりで、ゆったりした時間が過ごせる癒し系カフェを自負しているムッシュにとって、
いわゆる、ふくらし粉を混ぜて効率よくつくるパンは許せないというのも十分理解できる。
しかし、これは「ちちぱん復刻プロジェクト」なのだ。
現代風にアレンジするとしても、先ずは当時の味がどんなものだったのか確認する作業は必要なはずだ。
たとえこの場が険悪な雰囲気に包まれようとも、あえて空気を読まずに言ってみた。
宮 本 :「それに(型があるのだから)、かたちは重要だよね。」
ムッシュ:「・・・・・。この前、松木さんがもっとパンぽかったって言っていたから、やってみたんじゃないですか。」
むむむ。完全にふてくされてる。
とそこへ、タイミングよく松木おとうさん(息子さん)がラバソを訪ねてきました。
駒屋本店の包装紙が見つかったからと、わざわざ届けに来てくださったのだ。
これ幸いと、ひとしきり包装紙の話題で盛り上がり場が和んだところで、
松木さんにも、試作ちちぱんのご意見をいただいてみた。
松 木:「やっぱ、かたちは重要だよね。」
あ。。。。
つづく。
2012年11月01日 Posted by bonnecura at 18:09 │Comments(0) │おもしろネタ
ちちぱんとパン
今日もムッシュがちちぱんの試作品を持って来ました。
ムッシュ:「文字がうっすら残って、パンらしくなりました。」
宮 本 :「・・・・・・・・。ていうか、パンでしょこれ普通に」
ムッシュ:「・・・・・・・。」
いろんな人の、いろんな意見を一人一人聞くうちうに、ムッシュは完全に混乱してるようです。
心優しく、真面目なムッシュは様々な言葉を一つ一つ丁寧に聞くあまり、
「ちちぱん復刻プロジェクト」 は、いつしか「おいしいパンづくりプロジェクト」 へと変わってきてしまっているのでした。
ここは、心を鬼にして、一度考え方をリセットした方がいいかも。(やや、ひとごと)
宮 本 :「やっぱり、イースト菌ではなくて当時のレシピにあった炭酸水素アンモニウムを試してみない?」
ムッシュ:「・・・・・・・・。」
そう。 ムッシュは食品添加物で膨張材の炭酸水素アンモニウムを加えないで、
なんとかちちぱんを復刻できないものか試行錯誤していたのです。
この提案に、ムッシュは、かなり気が乗らないご様子。。。
若干、険悪なムードが漂う。
つづく。。。
2012年10月31日 Posted by bonnecura at 19:47 │Comments(0) │おもしろネタ
記憶の中のちちぱん
先週末から、暗礁にのりあげた ちちぱんプロジェクト。
今日はそんな状況を打開するべく、
かつて ちちぱんを製造していた駒屋本店の松木雄冶郎さんをラバソにお招きして、お話をお聞きしました。
この20年間、松木さんは店を閉めてから、まったくお菓子をつくることを止めてしまったと話していますが、
当時は「ごまの香り」という和菓子で農林大臣賞を受賞し、長野県菓子工業組合の副会長を務めたこともある、
とってもすごい方なのです。
とりあえず、ムッシュが焼いてみた試作品を食べてもらい感想を聞くと。。。
「もう少し、パサパサしていたような。。」「いや、しっとり。。」「ふわふわ。。」
完全にカオス状態のムッシュ。
また、駒屋本店で使っていたオーブンは、ガスの大きなオーブンで、
ラバソの小さな電気オーブンとは火力が全く違うことも原因のようです。
そして原材料と分量については、松木さんご自身も、当時試行錯誤していたということが判明。
特に、防腐剤代わりに使用していたと思われるアンモニア等は、今回の復刻版には使っていないので、
原材料も当時とまったく一緒とはなっていないことも一因かもしれない。
ということで、なんだか正解がない雰囲気になってきましたが、松木おじいちゃんに、
パン生地の固さをを確認してもらい、レシピの分量をあえて無視して再度挑戦。
焼きあがったパンを見て、一同拍手!
なかなか、いいんじゃない!?これ!?
で、早速、松木さんに実食していただいて感想をお聞きすると。。。
「もう少し、ふっくらパンぽかった。。。」
ムッシュの苦悩は続く。
2012年10月23日 Posted by bonnecura at 20:21 │Comments(0) │おもしろネタ
これじゃない ちちぱん

夕方、現場から事務所に戻ると、机の上にちちぱんの試作品らしきものと、ムッシュ木谷氏のこんな書置きが。
最後の ごめんなさい。
という言葉の右下がりな一文から、せつなくてやりきれない気持ちが伝わってくる。
ごめんよムッシュ。でも、もう少し、ちちぱんづくりに付き合ってね。
さて、試作品の出来はというと、
パンの表面に浮き出るはずの「JIYO CHICHI PAN」の文字は判読不可能なうえに、
バネが仕込まれた型で抜くと、生地を強くつぶしてしまい固いパンになってしまうようだ。
いや、もはやパンというより鳩サブレに近い。
きっと、これじゃない。
型が見つかり、ちちぱん復刻プロジェクトも一気に終盤を迎えると思いきや、
ここで、大きな壁にぶちあたってしまった。
プロジェクトとしては、こうした壁を乗り越えた先の成功の方が、
ストーリーとしては感動的だから、まぁいいか。(ひとごと)
そして、つい先ほど、ムッシュが新たな試作品を携えてきた。
むむむ。
文字を浮き立たせることに執着するあまり、型はどーでもよいことになっていないか。。。
ということで、急きょ、駒屋本店の松木おじいちゃん本人に
ラバーソウルでちちぱん製造のノウハウをご指導していただくことになりました!
うん!最初からそうすればよかった!
楽しみ!