食品添加物のちから2

つづき


膨張材である炭酸水素アンモニウムを入れた試作品を食べながら黙ってうなづくムッシュと宮本。

二人とも当時のちちぱんを食べたことはないですが、妙に納得してしまいました。

諸手を上げて 「なつかしい味」 だとか、 「素朴なおいしさ」 だとかいう言葉では表現できない、
でも、なんとなく、これかもしれないと思える味と食感がそこにはありました。

うまく言えませんが、「昭和」 という時代を感じる味と言ったらよいのでしょうか。

みんなが、ちちぱんを食べていた時代背景を考えれば当然なのかもしれません。
物資がなかった時代につくられ始め、高度成長期時代には大量につくることが必要とされた「ちちぱん」。

それぞれの時代の求めに応じながら、
”よりたくさん”の人に喜んでもらえるものをつくろうとする気持ちが感じられます。

味も食感も形も、炭酸水素アンモニウムが添加されなければ、ちちぱんはつくれませんでした。

これもひとつの「なつかしさ」であることは間違いないのかもしれません。
誰もその「なつかしさ」を ”なかった事” にしてはいけないと思うのです。

宮 本 :「もう少し、炭酸水素アンモニウムの量を調整してみて試作してみようよ。」
ムッシュ:「ここまできたら、試してみたくなりました。。。」


ありがとう、ムッシュ。


↓おまけ。 とうとう、信念を曲げて、食品添加物を使用したムッシュを責める人たち。
食品添加物のちから2



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2012年11月05日 Posted bybonnecura at 18:25 │Comments(0)おもしろネタ

 
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