記憶の中のちちぱん
先週末から、暗礁にのりあげた ちちぱんプロジェクト。
今日はそんな状況を打開するべく、
かつて ちちぱんを製造していた駒屋本店の松木雄冶郎さんをラバソにお招きして、お話をお聞きしました。
この20年間、松木さんは店を閉めてから、まったくお菓子をつくることを止めてしまったと話していますが、
当時は「ごまの香り」という和菓子で農林大臣賞を受賞し、長野県菓子工業組合の副会長を務めたこともある、
とってもすごい方なのです。
とりあえず、ムッシュが焼いてみた試作品を食べてもらい感想を聞くと。。。
「もう少し、パサパサしていたような。。」「いや、しっとり。。」「ふわふわ。。」
完全にカオス状態のムッシュ。
また、駒屋本店で使っていたオーブンは、ガスの大きなオーブンで、
ラバソの小さな電気オーブンとは火力が全く違うことも原因のようです。
そして原材料と分量については、松木さんご自身も、当時試行錯誤していたということが判明。
特に、防腐剤代わりに使用していたと思われるアンモニア等は、今回の復刻版には使っていないので、
原材料も当時とまったく一緒とはなっていないことも一因かもしれない。
ということで、なんだか正解がない雰囲気になってきましたが、松木おじいちゃんに、
パン生地の固さをを確認してもらい、レシピの分量をあえて無視して再度挑戦。
焼きあがったパンを見て、一同拍手!
なかなか、いいんじゃない!?これ!?
で、早速、松木さんに実食していただいて感想をお聞きすると。。。
「もう少し、ふっくらパンぽかった。。。」
ムッシュの苦悩は続く。